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作本 彰久; 宮田 定次郎
Radiation Physics and Chemistry, 24(1), p.99 - 115, 1984/00
放射線を用いて水を浄化する場合の放射線のエネルギーの利用効率を向上させるために、放射線の照射と微生物処理、凝集沈殿処理及びオゾン酸化との併用法を研究し、著しく必要線量を低減することができた。即ち、酸素が溶存している有機物水溶液を照射すると、微生物分解を有するアルコール類、アルデヒド類、酸類などを生成した。そこで、照射後微生物処理を行うことによって処理に要する線量を低減できた。酸素が溶存していない場合には、有機物は二量体化などによって高分子量化した。そのため、Fe(SO)による凝集処理が可能になり見かけのGC-TOCIが著しく増加した。又、オゾンを併用した場合には酸化反応が連鎖的に進行するようになり、修酸の場合GC-TOCIは87に達するなど処理に要する線量を著しく低減することができた。